なんてことない世界

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しょせんたにんごとなんだよなあ  み〇を

こんにちは。やかんです。

今日は,現在進行形で直面している苦難について書きます。

 

就職活動が終わって卒論を頑張っているんですが,なかなか進まず苦戦しております。

私は色んな人にアンケート調査を行いそのデータを分析して考察する方式で卒論を完成させようと思っているので,現在データ収集に奔走しています。

 

そのデータ収集がすごく厳しいんですよね…。どの層からデータを収集するかは卒論のテーマによって変わってくるのですが,今までの先輩のほとんどは調査対象が大学生でした。私も調査対象を大学生にしている一人です。

一昨年くらいまでの先輩たちはアンケートを紙に印刷して授業にお邪魔して受講生に配っていました。回答者は紙を物理的に依頼者(お邪魔してきた先輩)に提出しなければいけないゆえに,面倒でも協力する人がほとんどですし,授業を担当されている教授もアンケート回答のための時間を作ってくれます。そして,授業後に教室から出ていく受講生たちは依頼者に回答済みのアンケート用紙を提出していきます。そのため,一度授業にお邪魔するだけで大量のデータを得られるわけです。

しかし昨年あたりから方式が変わり,アンケートは紙ではなくWebで行われるようになりました。Qualtrics(クアルトリクス)というWebアンケート作成システムでアンケートを作成し,調査対象者にURLやQRコードを送信して回答してもらう形になったのです。Webの方が手軽で便利そうですが,その便利さゆえに今とても困っています。

 

とにかくデータが集まらない!!最初は地道に大学生の友人や知り合いにURLを送りデータを集めていたのですが,コミュ障で知り合いの少ない私では集められるデータの量に限界があります…。しかしデータが少ないと分析結果の信憑性は欠けてしまいます。そこでとある教授にアポイントをとり,その教授が担当されている授業にお邪魔させてもらうことになりました。受講生は50~60人くらいで,授業にお邪魔する前に私はすでに40人分ほどのデータを収集していました。もともと100人分くらい集められたらいいなーと思っていたので,受講生がちょうどいい人数だったんですよね。私はそこでデータ収集を終える気満々だったのですが,そう上手くはいきませんでした。

Webでデータを集めている私が受講生に配ったのはアンケートの用紙ではなく,調査の概要や注意書き,回答のためのQRコードが印刷された調査依頼書です。これはゼミの教授から指示されて作成したものです。それさえあればどこでも回答が行うことができ,回答も依頼者がいなくても提出できるわけなんですが…それが困りもので。アポを取った教授もそれをわかっているので,授業中に回答の時間は取らずに「あとで回答してね」と受講生にアナウンスされました。

 

しかし回答するかしないかはあくまで任意です。回答しなかったとしても,受講生たちには何のデメリットもないわけです。そして依頼書の配布を終え,用が済んだ私は授業から追い出され…。そんな状況で「あとで回答してね」と言われて素直に回答してくれる人はどれくらいいるのでしょう。

 

結果,悪い予感は的中してしまいました。50人以上いた受講生のうち,回答してくれたのはたったの5人でした。悲しきかな。

でもそうですよね。いきなり知らない上級生がやってきて今すぐやらなくていいどころか,やるかやらないかも自由なお願いをされても,授業が終わる頃には忘れていますし,依頼書は読みもせずにファイルの中に埋もれるだけになりそうです。

しかし依頼者に物理的に提出しなければいけない紙のアンケートの場合,授業後まで依頼者が目の前にいるがゆえに協力しないのはきまりが悪いですし,回答のための時間を設けられたら回答する気にもなりますよね。ある程度強制力があるのです。紙には。

 

デジタル化が進んだ世の中は便利です。それに合わせていくのも当然のことだと思います。でも今回はデジタルゆえに生じるデメリットが大きく,アナログの偉大さを痛感しました。そして人は自分の思い通りには動いてくれないことも…

以上の理由により,めでたくデータ収集の延長戦が決定してしまったわけですが,今度からは呼びかけの仕方も工夫する必要がありそうです。または教授に回答のための時間を作ってもらうか。

卒業がかかっているので一刻も早くデータを収集し終えたいところなんですが現実は厳しいですね。あと一ヶ月ほどでいったん卒論を完成させないといけないんですが間に合うかどうか…他力本願な研究方法ゆえデータ収集期間は卒論の執筆を進めることはできませんし,正直不安しかないですが何とか頑張ろうと思います…

 

みなさん…もし知り合いから助けを求められたらできるだけ協力してあげてくださいね…

 

 

ではでは。