なんてことない世界

日々の出来事や思ったことをつらつら

推理するのはいいけど黒歴史は暴かないで

こんにちは。やかんです。

久しぶりの更新です。

最近大好きな松岡圭祐先生のミステリー小説,万能鑑定士Qシリーズ読んでばっかりでアウトプットなんて微塵もできてませんでした。それどころか姉妹シリーズの特等添乗員αシリーズにも手を出してしまってました…。αシリーズは今一巻読んでる途中なんですがこっちも面白そうです。Qシリーズは鑑定業を営む主人公,凜田莉子がロジカル・シンキングという論理的な思考法で数々の事件を解決していくのですが,αシリーズの主人公で添乗員の浅倉絢奈はラテラル・シンキングという型にはまらない自由な発想,簡単に言うと根拠がないひらめきで事件を解決していく,というものらしいです。ミステリー小説なのに推理をする人物が論理的ではないのは衝撃です。作中でラテラル・シンキングは邪道扱いされているという描写がありましたが,ラテラル・シンキングのすごいところは,根拠はないが矛盾点も一切なく,仮説としてはきちんと成り立ってしまう…というところです。論理的な莉子とは真逆の考え方の絢奈の活躍をこれから追っていくのが楽しみです。

αシリーズの詳細は私もまだ一巻読んでる途中なのであまりよくわかりませんが,Qシリーズは「面白くて知恵がつく人の死なないミステリ」というキャッチのとおり,作中では一切死者が出ず,雑学が多めの小説です。ミステリー小説をあまり読んだことのない人でものめりこめると思います。Qシリーズの特設サイトのリンク貼っておきますので気になる方はぜひ覗いてみてください!

mephistoconsult.ec-net.jp

 

普段あまり趣味の話を話すことがないので,久しぶりに好きなものの話ができてちょっと嬉しい(^^)

ここからは話変わってちょっと私自身の過去の話していこうと思います。だいぶ暗いし読んでてしんどくなるかもなので大丈夫って方や興味ある方だけどうぞ↓

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 GW明けの一週間,とにかく言いたいことは

電車の遅延多すぎワロタ。

最近ツイッターでフォローしたJR西日本の運行情報のツイートでタイムラインが埋まるという草を禁じ得ない状況…。ですが実際は予定通りにことが運ばなかったり講義に遅刻したりで全然笑えない状況でした。そして遅延の原因はほとんど人身事故。やはりGW明け。五月病患者が急増したんですね。

私は毎年五月病にはかからないんですが,去年はちょっとしんどかったなあ。これまで生きてきた人生の中でもかなり上位に入るくらいショックな出来事でした。もうトラウマです。あまり誰にも言えなかったことなんですが,去年の大学の入学式。私は同じ学科に知り合いは一人もいない,いわゆるぼっち状態で大学生活をスタートしました。最初はとても不安だったのですが,運よく入学初日で友達ができました。ホッとしてそれからはその子と一緒に大学生活を過ごしました。…一か月ほど。出会って一か月が経つ頃にはなるべく顔も合わせたくない人になってしまったのです。なぜかというと。

最初はお互いの出身校や履修の話などいろいろ話したり,空きコマに一緒に大学の周りを散歩したり駅前で遊んだりしてました。その頃その子は私に対して「優しそうな子」だとか「自分と価値観が合いそうな子」だとか言って好印象を抱いてくれてたみたいで,素直に嬉しかったです。

しかし,日が経つにつれてどんどんその子の私に対する態度が冷たくなっていきました。向こうは陽キャでこっちは隠れ陰キャだったこともありだんだん私の化けの皮が剥がれていっていたことや,単に趣味が合わないということもあったんだと思います。その子は一緒には居てくれるんですが,何も話さないしつまらなそうにしていました。私は内心「申し訳ないな」と思ってて,その頃私は他に一緒にいて居心地のいい友達もできていたので,そろそろこの子と距離置いた方がお互いのためかなと思っていました。合わないのは仕方がないことだし,悩んでもどうにもならないなと。

そう思っていた矢先,ある日急にその子にめちゃくちゃ無視されるようになりました。ほんとに急に。昨日まで話は盛り上がらないにしても,一緒に講義受けて一緒にご飯食べて~ってしてた子がです。

もう完全無視の状態。

目が合ったらすごく嫌そうな顔をしてくるし,挨拶すらしなくなりました。なんか、めちゃくちゃ傷ついたよね。距離置きたいなら「他の友達と会う約束してるから」ぐらいの何かしらの口実使ってくれたら「ああ、そうなの」ぐらいで終わるんだけど,あまりにもあからさまで,嫌悪感むき出しで。しかも学籍番号ひとつ後ろの子だったからこれからも講義で顔合わせたり,グループワークやったりすることも多いわけで。そういうときにお互い気まずくならないようになるべく気分よく居れるように穏便に対処しようと思ってたのに,向こうにその気は一切なかったようで。今まで,嫌いな人と嫌でも一緒に居なきゃいけないという状況をなるべく作りたくなくて,苦手な子相手でもなるべく良いところを見つけて好きでいられるように頑張ってたんですがその努力のしようがなくなってしまったわけです。顔合わせなきゃいけない状況でもまともに私とやりとりする気がない人相手では無理だなと。その経験をした後にGWだったので,GW明けに大学に行くのはかなりしんどかったですね。

 

また,そのとき私はその子の態度に傷ついただけではありませんでした。それ以来,その子に「否定された」というトラウマ経験のため,全然自分に自信が持てなくなりました。自分には魅力がなくて,いつ切り捨てても一切問題が生じないその他大勢の一人なんだなーと。それからは,自分は他人からどう思われているのかをすごく気にするようになった気がします。今思うとみんな多少は考えてそうなことなんですが,今までこんなに人間関係のことでショックを受けたことがなかったので。人と話すときは我を出しすぎないようにしたり,自分の気持ちより相手が求めてそうな返事をしたり。(そのために別にバレても問題はない程度の嘘だとは思いますが,虚言癖っぽい癖がついてしまいました。)とにかく他人の顔色をすごくうかがうようになりました。また,同じように傷つかないためにあまり多くの人と話さないようになりました。私的には,仲良くなるきっかけができた子とは積極的にかかわっていきたいと思っているのですが,かかわっていくうちにまたあのときと同じようなことが起きたらどうしよう…と思うようになってしまい,知り合いを見つけても自分から声をかけに行き辛くなってしまったんです。そしてどんどんいろんな人と疎遠になってしまい,結果的に友達もめっちゃ減るという…

それ以外にも自信をなくすことで色んな悪影響が出ると思います。ネガティブな発言が多くなったり,何か行動を起こす前にあきらめの感情が沸いてしまって結局行動に移せないまま終わったり。自身の価値を下げるとともに,人間的に成長する機会も失ってしまうと思うんです。

トラウマはなかなか消えないです。「そんなこと気にしててもしょうがない」とか「みんながみんなそんな冷たい態度をとるわけじゃない」とか頭ではわかってるんですが,私はあのときのトラウマティックな体験をまだうまく処理できていないため,「他人は怖い」「自分には大した価値はない」というマイナスの認知を変えることができていません。また認知を変えるという点だけでも,前述のとおりなるべく他人の良いところを見るようにしてその人のことを好きでいられるようにするという昔からの癖のせいでなかなかその子を悪者にすることもできずにいるのでかなりしんどいです。その癖を直せばまだマシになるかなーとも思うんですが,自分のなかでは「そうしなきゃいけないこと」になってしまってるので直すのはとても難しそうです。 それに,他人のせいにするようにしたら自分が悪いときでも他人のせいにしてしまいそうで怖いんですよね…

 

…というなんの生産性もないトラウマ治せない言い訳並べたばっかのただの暗い話でした。でもひとつだけ確実に言えることはトラウマには必ず過去の出来事が深くかかわっているということです。誤った認知だけを変えても辛い過去が消えてなくなるわけじゃありません。トラウマで辛い思いをしている人は辛い過去をただ辛かった過去の出来事としてではなく別のポジティブな捉え方をすると少しは楽になるのではないかと思います。実際私もあの辛い体験をなるべくポジティブに捉える努力もしたおかげで,きちんと自分のことを見れるようになったし,今いる友達をもっと大事にしよう,もっと感謝しようと思えるようになったので。

 

誰だって何かしら辛い経験はあると思うので,弱音を吐かずにしっかり前を向いて歩いている人のことは本当に尊敬しています。私もこれからはそういう人に近づけるようにがんばろうと思いました。

五月病に負けず,強く生きよう。ではでは。